主婦が社会に進出してきた時代に、女性が家を守るという考え方が一概に良いとは言えないのかも知れない…
ただ、そこにはまだまだ拭えない不安要素もあるのは間違い無い
では、ある日突然彼が「主夫になりたい」と願ったら?女性はどうする?
ある統計がある。
結婚を前提に交際している彼から「僕主夫になりないんだ」と言われたら?
あなたならどうしますか?
結果として70%以上の女性が賛成をした。残り25%ちょっとの女性はそれを拒んだ。
少数派の反対理由は、「仕事をしてる男性の方が魅力的」「社会的地位や収入が彼の方が上」「自分が主婦になりたい」「女性は子供を出産するから」
ざっとこんな感じだ。最後の「女性が出産するから」という理由は動かしようがないのでかなり納得の意見である。
賛成意見の方が多い訳だが、そこにはどんな理由があるのだろう。
「相手の方が家事が上手いから」「自分自身が十分な収入があり安定しているから」「仕事を続けたいから」「家庭的な男性に惹かれるから」「家事を任せられるものなら任せたい」
このよつな意見が目立つ。
WIN-WINの関係であれば何も女性が主婦をしなくても良いという事であろう。
ここで気になるのが、主夫家庭を選んだカップルのその後だ。
○不安その1
再就職が難しい…
○不安その2
離婚…
○不安その3
妻の死亡…
子供が成長し主夫が再就職を考えた時、やはり空白だった穴を埋めるのはかなり至難の技である。パートタイムで働いたり、資格を活かせたとしても収入は同世代の男性のようにはなかなかいかないものだ。
そして離婚の危機も多く見られる。これは女性が外に出て収入を得ている訳だが、まだまだこのご時世女性が管理職につけるのも難しく収入が安定しない場合もある。お金の問題は家庭を壊す原因の一つにもなる。これは主夫主婦どちらも言える事ではなるが…年収で言えばやはり男性の方が高い傾向にある。
そしてパートナーの浮気だ。主夫は周りのママさんに囲まれる事になる。妻も外でバリバリ働いている訳だからそれなりに出会いもあるであろう。それも離婚に繋がる原因の一つだ。
そして妻の死亡だ。以前は遺族基礎年金は夫には支払われず、子または子のいる妻(母子家庭)に支払われていた。今では2014年4月1日より年金機能強化法の施行によって遺族基礎年金の支給は妻から配偶者に変更されました。つまり父子家庭にも遺族基礎年金は支給されるようになった訳だ。
しかし、妻に先立たれた夫は再就職が難しいとなると生活は当然厳しくなる。ましてや子供を抱えたパパは経済的に不安定になり、子供達も安定しない家庭の中で暮らさなければいけない。それをどう乗り越えるか?行政などの支援や雇用の問題にも今後注目する点だと言えるであろう。
主婦を選んでも、主夫を選んでも、この世の中100%安心という根拠は全く持ってありません。
しかし、家庭を持ちたいと願うカップルの多様化は増えていくでしょうし、それであっていいと世間的に認められつつあります。
要は、家庭をお互いがしっかり守ろうという意識の問題であるという事を示しているのでしょう。
夫婦の多様化、家庭の多様化、様々な意見があって悩んだり楽しんだりしながら円満であればそれでいいのです。